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銀彩の金継ぎ
安藤雅信さんの銀彩をお預かり。(1年前)
宝瓶の蓋の載る溝部分の表側がグルリとひび割れていて、外れた部分もあり。



とにかく地が薄い部分で脆い状態なので、漆で塗布し慎重にテーピング。



締め直しもうまく入っていた。



錆漆で隙間があるところを埋め、紙やすりを使うと銀彩が剥がれるように傷つくので、カッターで研ぎながら元の肌まで漆を重ねるところまでは順調に。



あとは銀粉で蒔けば、いずれ焼けて元の肌色とぴったりになるだろうと蒔いて見たものの、しっくりこず、これは難しいぞ、となる。



この時点で2016年の年末。どうしよう、半年経過してるけど、これは絶対年内に終わらない、、



なかなか機が熟す、という感を得られなかった宝瓶を再開。2017年5月末。
何がきっかけになるかってわからないものね。




何度か蒔いたり、線を整えたり、を繰り返し、



繰り返し、



ようやく返却に至る。こんなに高揚する器はないし、こんなにも難しい繕いも初めてだったけれど、これは本当に良い経験になったと思うの。



よろんでいただけているといいな。

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