「なに食べたい?」と訊くとリクエストはうなぎ。でたな、鰻。静岡というとやっぱり連想しますか、鰻。
静岡市内でいくつか食べた鰻は、甘めダレ、そのタレはごはんが真っ黒になるほど多量に掛かっていて全体の味が濃いめ、かりかりの焼きも加わって、甘露煮のような仕上がりにあたることが多いので、わが家は静岡に来てから鰻頻度ががぐっと減りました。足が遠のきがちです。有名な三島とか浜松に行くのが正解?
おもてなし可能な徒歩圏内の鰻店から、青葉ストリートで「鰻」の巨大な暖簾がたなびく「鰻処うと」が客人のご案内に向いていそうだなぁなんて睨んでいたのですが、あいにくの月曜休業。それでこちらも初めて入る両替町の「あなごや」さんにしました。なんで屋号が「あなご」なんでしょう。
「あなごや」は明治創業というお店で、のれんの変体仮名が見るからにゆかしくて、構えは清水芸奴が踊ったのかなぁと想像膨らむよな時代を感じる日本家屋。中に入るってみると1Fのテーブル席は気軽な蕎麦屋風情でした。
保険をかけて並(1,450円)と上(1.950円)を1つずつ注文して鰻をシェア。
比べると鰻の大きさが若干違うだけでなく、肉の質感や焼き上がりがぜんぜん違っていて、2人の食いしん坊女の機転が活きました。あたしたち10代から一緒に鰻を食べ歩いてるもんね。
並は若干の甘露煮感が否めませんでしたが、上鰻旨し。肉厚過ぎない蒲焼きはものすごく香ばしくて、中はしっとりふっくらしていて、タレもそこまで甘過ぎず、しかも多すぎなくてよかったよ。肝吸いもよし。静岡のお食事にはフルーツが必ずついてきますね。
何より満足してもらえたのでひと安心でした。
三島など有名どころ未食ですが、私は静岡では掛川で食べる鰻が好きです。掛川市にある鰻屋はどれも当たりで、関東風なのかな、ふっくらしていてタレもキリリです。
あなごや
静岡市葵区両替町1-7-10
TEL 054-254-8361
1:00〜14:00 17:00〜21:00
日祝定休
子ども可、たぶん分煙なし
駐車場あり
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