2日目は地中美術館へ。森に埋まるように作られた安藤建築から見上げれば、空が四角や三角。建物全体が作品と空間を一体にするように計算された寸法とデザイン、敷地の中のすべてが文化の香り。もう腹一杯吸い込んできた。
ひとつひとつが丸く面取りしてある小さい立方体の大理石がびっしり敷き詰められたモネの展示室のフロアとか、展示室前室の小さい間口から覗いた時のデ・マリアの作品とか、展示室と展示室をつなぐスロープの目線の高さだけがスリットのように開いている部分からの視界だとか、ぜんぶぜんぶ印象的。タレルもモネも地中カフェも貸し切り状態という贅沢をしました。この季節だというのに、チケットセンターから美術館へ向かうモネの庭も美しかったことよ。
それから
パン屋tocoriに。東京から移住されて島の柑橘で起こした酵母でパンを焼いているというお店。
見てこのピキピキのひび。
お昼は美術館でサンドイッチを軽く食べているので、うどんを1杯。かけにした。コシ!旨い!
山本うどんはコープの先、と聞いたけれど、先というか。ほぼコープ(一番奥ののれん)。
続いて家プロジェクトを回る。小雪がちらついてきて、さささ寒い。
まず南寺。美術館に続いて安東忠雄×タレルの世界。このすばらしい体験を、家族も置いて(公園で遊んでいた)、他に鑑賞者もなくて、たった一人きりで堪能。キュレーターと1対1、なんて贅沢なんだろう。このあと子どもたちと一緒にもう一度体験したので、余計に初回の体験が際立った。(この暗闇を怖がらなかった子どもたちにも驚いた。)
続いて護王神社。
階段がガラスなんだぜ、地下まで続いてるんだぜ。
地下の石室も見学。石室から戻る細い細い通路がまた感動的。四角く切り取られた視界に海だけが映るの。
それからはいしゃ、こちらも良かったなー。
他に角屋、
碁会所と回ったので、家プロジェクト6ヶ所中5ヶ所回ることができた。という美術館〜家プロジェクトの流れのすべてを一緒に楽しんでくれる2歳と5歳の子どもたちのことがつくづく有難いなぁと。
本村地区を歩いてみると、どの家もコンパクトでかわいらしく、庭はよく手入れが行き届いているのが印象的。ネコも多いね。そもそもこの地域の人々はこれらのアートプロジェクトをどのように受け入れてきたのだろうか、という興味。
家プロジェクトのチケット販売所はちょっとしたMOMAで、
ここには直島オリジナルデザインのミナペルホネンふろしき(スカーフ)があって、ほつれない加工にそってカットすれば3柄の手ぬぐいになる優れものというものの、6,300円はやっぱり買えねえよう、土産やでよう、という葛藤。見たことの無い魚、鳥、チョウチョの3柄の組み合わせだった。お弁当用に箸だけ買った。
冷えた身体に今日もI Lᵒᵛᵉ♡湯、さすがに土曜日なので海外からの観光客中心にそこそこのにぎわい。
こちらの建物は改築ではなくて元々駐車場だった土地に新築で建てたんだって。
さぶい、
今日もパオ、
今日も私たちを待つ鍋、
食事は1日目はばっしゃ鍋、2日目は豚しゃぶをいただいた。子どもたちはチーズフォンデュが気に入ったみたい。
つづく。
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