ねー、熱海と湯河原って5分と離れていない隣りの駅だって知ってた?わたし知らなんだ。それでひと駅だけど神奈川県と静岡県、県が違うわけ。湯河原っていうと東京からもすごく近くて、すぐに行けそうな温泉のイメージだけどなかなか行かないよね。という湯河原の温泉旅館で2泊してきました。
宿では、気持ちのいい貸し切り露天の温泉に入ったり(お風呂嫌いの子どもが出たくないというほど気に召した様子)、お魚料理に舌鼓をうったり、やっぱり干物が抜群においしかった〜などと、情緒ある老舗旅館を堪能したのでした。眺望の良い部屋を希望したら3F分階段をあがる部屋だったのだけれど、山肌に建つ旅館だから廊下にある非常口の扉をあけるとそこは地面でした。
そしてまさかの(窓辺のテーブルセットの1人掛けソファーが原因かと思われる)ほこりアレルギーでくしゃみがとまらなくなり、私1人寝付けぬ1日目の夜を過ごすのでした。近づかないようにしたら次の日はだいじょうぶだった。古い旅館も善し悪しね。
この宿は朝夕お部屋食。豪勢と言うほどでもないけれどなかなかおいしかったよ。量も適当で。よく夕食のごちそうに出てくるカニや海老の殻には言ったグラタンとか、ああいうの要らないよね、そうそう、とか思いました。
夕食は初日はまぐろ、ほうぼう、ぼたんえびのお刺身、松茸の和え物、えぼ鯛の天ぷら、いさきの煮付け、牛肉の豆乳鍋などなど。
2日目はまぐろ、うに、甘海老のお刺身、追加したサザエのお刺身、天ぷら、松茸の土瓶蒸し、サザエの焼き物、鯛のしゃぶしゃぶ鍋などなど。
ココ、朝食が特においしかったな。ぬか漬け、小梅にいたるまで抜かりなかった。熱海も湯河原も梅干しも名産みたい。すごく旨い干物、初日はアジ、2日目はえぼ鯛。白飯を2膳ずつ食べてしまったよ。
湯河原の観光スポットとしましては、旅館前のけっこうな坂道を、二・二六事件で焼き討ちにあったという宿泊先の別館跡を脇目にぐんぐんのぼってゆくと辿り着く
独歩の湯にて足湯。あんよ良くなれ。
これ、子どもが大喜び。渋いネ。300円払ってサンダルを借りて何種類もある足湯を浸かって回るのです。けっこう空いてて楽しめた。
湯河原食べログで高ポイントを獲得していた
麦とろ童子でとろろ料理、お店のマスター講釈でひと笑い。この店楽しかったよ。
観光ミカン園にて肩すかしのみかん狩り。
湯河原駅前のタクシー屋さんで300円のチケットを買うとすぐさまミカン農園から迎えの車がやってくる仕組み。
早生も早生、というか早すぎてえぐみさえ感じて食べられない。それ以前にあんまり歓迎されていなかった感じ。おいしい実の説明もしてくれないし、甲府なんかの果実園に慣れている人は行ってはいけないな。みかん狩り客向けに何本か木の確保とか、他の客の捨てていった皮の清掃とか、脚立の用意とか、なんとかならんもんか。せっかくだからここから自宅に1箱発送しようかななんて気にも到底ならず、がっかりでした。
みかんって追熟するらしいけど(という話しも旅館の仲居さんが教えてくれた予備知識なんだけどさ、)それにしても酸っぱくて(という話しも旅館の仲居さんが教えてくれた予備知識なんだけどさ、)。案内先によってはアタリのみかん園もあるんだろうか。
ただしここでもみかん好きの子どもだけは大喜び。「かーきー、かーきー(柿)」と収穫しては満足気なんだけど、色は似ているけれど柿ではなくてみかんだから呼び方間違ってるし、酸っぱくてとても食べきれないので(穫った分は持ち帰れないシステムなので)そんなに穫らせてあげることもできなくて、大人同士は歳甲斐もなく肩車などをおっ始め、ナンとか上の方の甘そうなみかんを穫ってやろうと躍起になるも、足場が悪いのですぐにあきらめて、襲い来る大量の蚊との攻防に終始。
五所神社むかいの巨木を見上げたり、
ひと際賑わう甘味処であんみつを食べたり、
湯河原の
締めくくりはブレッドアンドサーカスというコースでした。
ホスピタリティに若干の不足を感じた湯河原、最後にパン屋に寄って、最終的に熱海で素敵カフェをしたら俄然良い旅に仕上がった気がする。
熱海では海を見たり、4年振りのキチカフェを訪れたり、ひものやお漬け物を選んだり。この旅行を一番楽しんでたのむすこだな。四六時中パパとママが傍に居るってないからよっぽど嬉しかったのか何をするにも終始3人一緒の指示を受けるのでした。
熱海に戻ったらなんかほっとしちゃった。
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